時間は未来から過去に流れているという話
あけましておめでとうございます。 今年もゆるゆる書いていきます。ドウゾよろしくお付き合いくださいませ。
さて、2018年最初の更新は、ちょっとブッ飛んだ話を書きたいと思います。
時間が流れる方向の話です。
宇宙からの教頭先生
こんなポッドキャストが好きで聞いているのですが。
大人気のメールマガジン「高城未来研究所」が、ついにポッドキャストへ。この番組では、世界情勢の裏側、エネルギー、水と食物、テクノロジーとメディアなど未来動向を読み解くため、毎回多彩なゲストをお招きし、マスメディアではなかなかお話しできない俯瞰的な視点と私見を、皆様にお伝えしていきます。
Podcast紹介文より
「ねぽりんはぽりん」のもう少しマニアック版といった感じですかね。
第44,45回のゲストは、某私立高校の教頭・中村先生(仮名)が、日本と教育について語る回でした。
なんと、中村先生の正体は宇宙人なのだそうです。 彼は「53年前に地球に降り立った記憶が残ってい」て(番組収録時点で53歳)、しかも同時期に20人程が一緒に地球に降り立ち、しかも、そのうちの一人が高城剛であり、本ラジオの収録のために53年ぶりに再開したそうです。 その「証拠」に、中村先生と高城剛は「偶然にも」誕生日が一日違い。ゴイスゴイス。
これの何が一番驚くかって、勤務先の生徒にも日常的にそう語っているとのこと。
さて、それはどうでもいいのですが。
中村先生はインタビューの中で、大半の地球人は、西洋的価値観に洗脳され、本来の時間の流れと逆向きを普通と思うように洗脳されてしまっている、と述べています。
つまり、時間は未来から過去に向かって流れているんだよ!
な、なんだってー!
というわけで、今回は時間のお話です。
時間の流れはどっち向き?
私には宇宙から来た記憶はありませんが、時間の流れについては違和感をずっともっていました。この番組を聞いて、少し腹落ちした感があります。
中村先生の例を拝借しつつ、簡単な例を考えてみます。
川を想像してみましょう。 水が上流から下流に流れています。 あなたは、川の中に入って立ち止まり、上流に向かっています。そこで、ボールを上流に投げます。ボールは川に落ち、水の流れに沿って戻ってきます。ボールが自分の近くに流れて来るなら(または、自分がボールの到達点に横移動すれば)、ボールを捕まえることができますね。 また、自分より下流に流れたボールは、もうこれを捕まえることはできません。
まったくもって当然の自然現象ですね。 では、これを時間に置き換えてみます。
時間が未来から過去に流れています。 あなたは未来を向いて、ボールを投げ込みます。そのボールは、夢や野望と呼ばれます。単なる予定でも良いです。 しばらく待っていると、あるいは自分が到達点に移動すれば(なんらかの努力をすれば)、ボールを捕まえることができます。 過去に流れていった出来事は、もうこれを捕まえる(変える)ことはできません。
どうでしょうか?
時間が未来から過去に向かって流れていることがイメージできましたか?
一度ではピンとこなくても、何回か読んでみると、だんだん理解できてくると思います。
あるいは、過去→未来の方向で同じように考えてみてください。 きっとどこかでおかしいところが見つかると思います。
といっても、別に科学的・物理学的にどうこう言いたいわけではなく、宗教的な話をしたいわけでもなく、そんな考え方もあるよ、という程度の話です。
この考え方のメリットとしては、思考が前向きになることですかね。
中村:もし上流からいいものが流れてきても、後ろ向いているから取れないじゃないですか。 今、地球人を見ているとほとんどそうですよ。 私は向こう1でそういう教育を受けてきたから、人が昔投げたものまで全部キャッチしちゃっていて、申し訳ないくらいです。
ちなみに江戸時代の時計は、針が動かずに、文字盤が動くものだったそうです。 昔の日本人は、川の中に立つ自分のイメージを持って時間を読んでいたのでしょうか。
あるいは、歴史は繰り返すと言いますが、ひょっとしたらこんな時間の流れが正しいのかもしれません。
多くの人は「時間」はいつも淡々と未来に向かって進んでいると思っているが、本当は止まったり急に動き出したりしている。先日もしばらく止まってたんだけど、みんなも時計も一緒に止まってたので誰も気がつかない。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2017年11月18日
#嘘か本当かわからないことを言う
未来があって過去がある
中村:今の地球人のほとんどは、過去に原因があって今の自分がいると思っているんです。 よく「あの時、ああしたから」って、言うじゃないですか。 そうじゃないんですよ。 だって、時間は未来から過去に流れているんですから、原因は未来にあるわけです。 未来があって、今、結果が出ているんですよ。
高城:僕もそう思いますよ。 未来をしっかり理解できれば、いまを変えられるわけですから。
実は私は、最近まで未来(の予測)にはあんまり興味がなかったのです。
歴史を学ぶのは好きでも、それはあくまで物語として。 テクノロジーについても、 仕組みを理解・再現・構築するのが好きなのであって、未来自体はよく分からないもの、あるいは、予測しても意味がない、と考えていました。
今思えば、ある意味、後ろ向きな思考に陥っていました。
しかし、自分のアタマで考え始めると、がぜん未来にも興味がわいてきました。
自分やその周囲の人達の未来のために、現在や過去の出来事を知るということの重要性が分かってきました。
言い換えると、他人の描く未来を見ていてもダメってことかもしれません。
今回の記事は半分冗談です、念のため。(半分は本気です) この辺をまともに議論できる未来(時代)が来ると楽しいかなーと思いますが、100年程度では無理かもしれません。
次回からは通常運営のつもり。 今年もよろしくお願いします。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
『方丈記』
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向こう
= 中村先生の出身の星↩