「木牛流馬が動かない」へようこそ
木牛流馬が動かないのはなぜ? 魔法かもしれないし、お金かもしれないし、ロックが掛かっているだけかもしれない。 いつもの視点をすこしだけ変えて日常をアップデートしていく、そんなきっかけを30台子持ちSEが紹介していきます。 単なる便利ネタにとどまらず、その源流となる考え方も伝えられたら、と思います。
木牛流馬とは?
そもそもは、三国志に登場する貨物運搬用の一輪車です。
実際につくるとこんな感じみたいです。
ワイとしたことが、去年の秋出現した木牛流馬おじさんを見落としていた
— きっかわ (@tegenosan) 2017年1月13日
中国の山東省博山区源泉鎮岳東村の丁さん
200斤(120kg)まで載せられるよ!つよいhttps://t.co/6ao3eWar6t
(魯中網) pic.twitter.com/IeRKf8lQWU
これのスゴイところがなんなのかというと、 - 山岳地帯での戦でボトルネックとなっていた食糧調達を解決 - 食糧調達用アイテムでありながら、本当の目的は敵軍を破るための策略に使うアイテム。 - ロック機構をもっている。舌を回すことで施錠・解除が可能。これを味方は当然知っているが、敵軍は知らない。 - 稀代の名軍師であり考案者の諸葛亮孔明は、この情報の違いを利用して作戦を立て、見事敵軍を撃破。
と、このように単なる輸送車でありながら、いくつもの目的に使うことを想定していたアイデア商品なのです。 もう20年近く三国志にハマり続けている私ですが、何度読んでもこのシーンには感嘆します。 私は孔明の最高傑作の1つだと思っています。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらへ。 http://blog.livedoor.jp/sangokushi_tv/archives/52073626.html http://blog.livedoor.jp/sangokushi_tv/archives/52073627.html
ここで(私が考える)重要なことは、仕組みや考え方とその目的を知っているのと知らないのでは、同じ現象でも全く違ったものに見える、ということ。 木牛流馬が動かないのは、妖術によるものか、それとも単にロックがかかっているだけなのか。 そもそも食糧を運ぶためのものか、敵軍を破るためのものか。
時代背景や環境もおおいに影響しますが、現代でもこうしたことはよく起こります。 むしろ科学技術が発展した現代のほうが多いかもしれません。
iPhoneをただ便利なスマホとして使うのと、ハードウェア、ソフトウェア(OS、アプリ)、サーバーのしくみを知って使いこなせるか。
こうした考え方に気付けるようなきっかけになる記事を書いていきたいと思います。 とはいえ、私はSEの端くれとはいえ、テクノロジーの小難しいことは書く気はありませんので、ご安心を。
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