木牛流馬は動かない

テクノロジーや気付きによる日常生活のアップデートに焦点をあて、個人と世界が変わる瞬間に何が起きるのかを見極めるブログ。テーマは人類史、芸術文化、便利ツール、育児記録、書評など。

木牛流馬は動かない

英語ができない外資系SEの英語学習法 #1

諸事情から外資系企業に転職しましたので、英語を使わざるをえない環境に身を置くことになりました。 ありがたいことに、英会話はできない前提でも、ソフトウェア開発のポテンシャルで採用してもらったのです。 英語を喋れないのに外資系で働こうとするなんて、応募する方も採用する方も無謀ですね。(待て)

で、ここ最近は英語を勉強しているわけですが、その記録を兼ねて、私の勉強法を公開してみます。 どれほど効果があるか、どのくらい効率がよいか、なんて分かりませんので、随時アップデートしていくつもりです。

前提

私の英語レベルは、5年ほど前に受けたTOEICが350点。ヤバイですねぇ。
転職直前に受けた時は、そこそこ勉強したので600点。これでやっとスタート地点に立ったくらいです。

読み書きは(翻訳サイトのおかげで)なんとかなりますが、英会話はほぼできません。 海外旅行は片手で数えるほど。

しかしなぜか英語に対してそんなにコンプレックスというか避けたい気持ちはありませんでした。 もうこの1点だけが武器のようなものです。

目標

仕事の上で、英語での最低限のコミニュケーション(テクニカルでない部分)に困らないこと。

裏目標は、英語での呑み会を楽しめるようになること。文化の違いとかを話せたら面白いですよね。

制約

子育て中のため英会話学校なんぞ行く暇はありません。
通勤電車(片道1時間)+α(土日の夜) でできる範囲。

読み書きは重視しない。 というか会社の文書やPCが全て英語なので十分でしょう。

大まかな方針

最初の目標は、リスニング。 まず相手が何言ってるかわからないと、どうしようもないので。

そこで、8年ほど昔の本ですが(たまたま図書館で見つけた)こちらを実践してみることにしました 最近色々な意味で(個人的に)注目している苫米地英人博士の英語学習法です。

この本の方針は、外国語の勉強のためには幼児が言葉(母国語)を覚えていく過程をなぞるというもの。

つまり、耳からのinputを重視します。まず音素、次に単語、文章、と聞き取れるようにしていく、という流れ。文字(視覚)は最後。 とにかく「音」から入り、意味付けは後ということです。

たしかに4歳の娘も、ひらがな読めないのに(最近すこし読めるようになった)、話すのはかなり上達しました。4年か…

このときの注意点としては、日本語を見聞きしないことと、英語の文字を見ないこと。 例えばスピーチ動画にはsubscriptionがついていたりしますが、文字から入る英語学習が(英会話の)実用の役に立たないことは、日本の義務教育で実証済み。

といっても、日本語の完全排除は無理なので出来る範囲で、です。

実践

具体的にはこんな感じでやってみました。デバイスはほとんどスマホです。

  • YouTubeで、映画やドラマ(一部でも)を探して視聴。
  • MVA (Microsoft Vertual Academy)を視聴。ソフトウェアの勉強にもなる。文字を見ないので(概念図も見られず)あんまり理解できないけど。

mva.microsoft.com

  • 短時間のときはクマじゃないほうのTED。

www.ted.com

  • 飽きてきたら洋楽をiPodで聴く。このときだけは文字排除の教えに反して、なるべく歌詞を読むようにしています。

洋楽は、初めのうちは発音が聞き取りやすいミュージシャンを中心に。
そういえば中学の英語教師が「the Carpentersは発音がキレイ」と言っていたのを思い出したので、よく聴いてます。

せっかく洋楽聞くので、ついでに最近の流行りどころもおさえます。いやー、聞き取れないこと!

  • Alexandra Stan
  • avicii
  • Taylor Swift

日本人が歌う英語詞の曲も好きなので、

あたりも混ぜますが、これはまぁ趣味ですね。

これを、毎日の通勤時間(片道1時間×往復)を使い、しばらく続けることにしました。

つづく。