木牛流馬が動かない

テクノロジーや気付きによる日常生活のアップデートに焦点をあて、個人と世界が変わる瞬間に何が起きるのかを見極めるブログ。テーマは人類史、芸術文化、便利ツール、育児記録、書評など。

20年後の未来を垣間見る / 書評『2035年の世界』

著者により数年おきに刊行されている「極めて私的な未来予測本」の2035年版。 前作は『デジタル日本人』(1997年)。 本書の出版が2014年末なので、2035年は「20年後」です。いったい約20年後は、どのような世界になっているのでしょうか?

「とてつもない変化は、世界のどこかでもう始まっている。」

2035年の世界

2035年の世界

2035年の世界
高城剛

★★★☆☆

概要

世界中を飛び回り、社会問題や最新テクノロジーを各界の第一人者や研究機関に直接話を聞きに行く著者が、その情報をまとめて未来予測本としてまとめました。 1つ1つのテーマは2~3ページ程であっさり触れるのみ。しかし、これが100個並ぶと、未来の景色がすこし身近に見えてきます。

テクノロジーや社会などニュースやネットなんかで言われている内容も多々含まれていますが、本書の特徴はそれを元に「未来の生活」を描くこと。

個人的に気になるトピックだけピックアップして紹介したいと思います。

身体科学

未来は、人間の身体に関するテクノロジーが発達します。 たとえば、オフィスなんかでPCをつなぐ小規模ネットワークをLAN / Local Area Networkといいますが、未来はBAN / Body Area Networkが普及するそうです。

 BANとは、自分の身体に関する情報ネットワークのことだ。まず必要なのは、センサーがついた極小デバイスだ。これを体内に埋め込んで、心拍数や血圧、体温、発汗の程度などを計測する。計測された生体情報は、通信機能によってリアルタイムで外部の医師やパーソナルトレーナーに送られる。生体情報は24 時間態勢でモニタリングされていて、異常値が計測された場合は警報が鳴り、医師が診察にきたり、救急車を呼んでくれたりする。この一連の情報ネットワークをBANという。

本書「002 ボディ・エリア・ネットワーク」より

本書によれば、2020年頃から体内埋め込み型デバイスが普及します。そうしたデバイスは、医療機器の得意な日本メーカーでなく、「医療とはまったく関係のないメーカー」が開発していく、とのこと。その理由が気になるところですが、本書では具体的なメーカーや製品には触れず、「近代日本の縦型社会の弊害」という記述のみなのでよく分かりませんでした。

現在、一般へ普及してきた身体関係のテクノロジーという観点では、活動量計あるいは睡眠トラッキングですかね。 私もひとつ購入しましたので、そのうち使用感をレビューしたいと思います。

移動

僕は2035年には、ASEAN西部とインド東部で、大きな経済圏ができると考えている。

本書「31 東南アジアやインドで大陸横断鉄道」より

本書では、中国とインドの高速鉄道網計画に触れ、これが東南アジアを巻き込んだ一大経済圏を作ると予測。 まぁ予測と言うか計画なので、2国がよほど失速しない限り実現するのでしょう。 Yunnan

さて、ASEAN西部とインド東部ですが、中国でいえば個人的に注目しているのは雲南省三国志でいえば、孔明の南蛮遠征の土地です。といっても知人がいるから気にしているだけで特別詳しいわけではありませんが。
現在は経済的にはまだまだ発展途上のようですが、ベトナムラオスミャンマーと隣接しており、東南アジアの交通の要衝であることは間違いありません。
ただ、隣国が近いということはややこしい領土問題もあるということで、雲南省出身の友人に「急な山がすごく多い」という話も聞くと、土地開発が難航する懸念もあります。そこで山岳地帯に強い木牛流馬が活躍することは間違いありませんね!

雲南を拠点に活躍するITジャーナリスト山谷剛史氏の記事も、リアルな中国が知れるのでオススメ。

www.allchinainfo.com

一方、欧米では、時速1,200kmのイーロン・マスク氏のハイパーループ構想や欧州でもLCCの普及や高速鉄道など開発計画があります。本書では、他に空飛ぶ自動車、自動運転、LCCなどに触れ、特に超音速旅客機を使えば東京からLAまで2時間半で移動できるようになる、と予想。なかなか楽しそうな未来ですが、本書ではあっさり触れただけ。 2017年の今でこそ同様の情報はいくらでも溢れていますが、本書執筆時点ではそこまで書けなかったのかもしれません。 www.businessinsider.jp 10000km.com

さらに、著者によれば、移動の未来は次第に移動中に行う「別のこと」に注目が集まるようになる、とのこと。たしかに自動運転ならば、移動時間を他のことに使いたくなりますね。
遠距離移動は高速になり、近中距離は自動運転車を使う。ますます人々の移動は増えて、世界がまた一段と縮まっていきそうです。

だからこそ、移動中に何をするか、移動しないときにどう過ごすか、というライフスタイルに注目が集まっていくことになります。

ライフスタイル

テクノロジー中心の未来予測は本書以外でも多々ありますが、未来に人々がどのような生活を送るようになるか、という話は(ないことはないけど)あまり見聞きしません。
この点で、個人的には本章「スタイル」が一番の読みどころと思います。

大きなトレンドとしては、前述のテクノロジーの章と同じで、人々は身体性をより重視するようになるとのこと。

健康

まずは健康面から。

WHO(世界保健機関)は1990年代の終わりに、健康の概念を4つの観点で再規定した。「心身」「精神」「社会性」、そして4つめに新たに付け加えられたのが「霊的健康」で、満場一致で決定した。日本は当時、オウム真理教問題があったためにこの話題はオミットされたが、世界は霊性についてきちんと認めはじめている。

本書「36 神秘的」より

いったい霊的健康がどんなものなのか、本書では触れられていません。

しかし、身体と精神と霊を並列に扱うことの意味を、世界の人々は考え始めたということ。決してオカルト方面ではなく、おそらくパワースポットの効能を真剣に研究するとかそういう方向だと推測しますが、私にはまだ分からないので、今後調べていきたいテーマの1つです。

それにしても、八百万の神々が住まう日本が、この分野で出遅れるのは良くないですね。いまこそ日本が誇る、霊的自動筆記による予言書『日月神示』を再解釈して世界に示すべきでは!? (半分冗談、半分本気)

身体改造

タトゥーやピアスは、もともと未開部族の土着的な風習だった。このプリミティブな文化が現代に復活したのは、デジタル化した社会への反動だという見方がある。現代では、遠く離れた人と不自由なくコミュニケーションでき、一日中家の中にいたままネットで買い物ができる。こうした時代だからこそ、タトゥーを彫り、ピアスの穴を開けるといった肉体改造行為を通して、人々は自分の身体性を取り戻そうとしているというわけだ。  今後、21世紀のモダーン・プリミティブは、もう一回転してデジタル化すると僕は考えている。それは、デジタル化への反動から始まったプリミティブなものへの回帰に、デジタル技術が用いられる時代になるということである。

本書「39 デジタル・モダーン・プリミティブ」より

自分の肉体をあえて傷つけることで肉体を強く認識するためのモダーン・プリミティブですが、石器時代から行われている身体改造も未来にはデジタル化されるようです。

注)あんまりよく知らないからといって、安易にググるのは(特に画像検索は)オススメしません(体験談)

本書ではこの例として、8本の腕を持つギタリストやDJによる今は想像もつかないパフォーマンスが現れると予想。あるいは「千手」をもつ教祖の出現もありうるとのこと。Twitter映えしそうですね。

マスから個へ

著者は20世紀最大の発明を「大衆」としています。新聞やTVによって画一化された情報がどこにいても手に入るようになり、「大衆(マス)」が生まれました。

しかし、これからは「個の時代」。アルヴィン・トフラーのいう「Indivisual Empowerment」(個人の力の増大)がマスの時代を終わらせます。

インターネットは、映像や音楽といったコンテンツを「いつでも」アクセスできるようにしました。もはやTVの前で番組が始まるのを待機する必要はありません。すると人々は、万人に共通した1日24時間を何に「消費」するか、が個人個人で全く異なるものになります。

趣味が十人十色になることで、広告も各人の嗜好に合わせた商品が表示されるようになります。一部大手サイトではすでに実現していますが、AmazonGoogleといった大企業に個人情報を把握されてインターネットに生きることを良しとするならば(情報セキュリティリスクは残るものの)、ある意味で非常に快適な生活が待っていることになります。

余談ですが、著者はよくアマゾンから自著をオススメされるといいます。時には、まだ執筆中の本なのに発売予定日のお知らせが届くそうです。まるでアマゾンが編集者になったような仕事の催促ですが、これも「あなたのお買い物傾向から」が自動的に決めたこと。
自分で本を書かないとしても、自分の予定を先取りしてAmazonから商品をオススメされる未来を、便利だと思うか、怖いと思うか。あなたはどちらでしょうか?

「電源が入っていないか、電波の届かない場所に…」

一方、本書では、これに反抗するトレンドとして「オプトアウト」を挙げています。 著者の表現で言い換えると「圏外」となります。

もしFacebookAppleライフログを握られ生活の全てを捕捉されることを許容できないならば、もはや「電波」の通じないところに移動するしか方法はなくなります。 しかし、そういう人に限って貴重な情報をもっていたりするのが世の常。

どれだけデジタル化と「シェア」が進んだところで、インターネットには「誰でも入手可能な情報」までしか書いてなく、その先の本当に知りたいことは、その情報を持つ人に直接会わないと入手できないスタイルは未来でも変わらないでしょう。

テクノロジーの発展により移動がより活発になる未来に、はたして地球上に「圏外」は残っているのでしょうか?

リスク

これまで見てきたように、「リスク」の章でも主なトピックは健康や食品に関すること。

例えば、フッ素入りの歯磨き粉、使ってますか? 使っているアナタ、脳が溶けますよ。(という「広告」的表現を使ってみる)

フッ素系化合物は、REACH法に引っかかるからだ。REACHは化学物質の使用と管理について定めたEUの規則であり、これをクリアしていない化学物質は製品やサービスに使うことが認められていないのだ。

 日本人は、日本はクリーンな国で、身体に害を与える有害物質には厳しい基準があると考えているかもしれない。しかし、身体に影響を与える物質の規制に関しては、ヨーロッパが何歩も先に行っている。

本書「53 REACH」より

効果はともかく、日本は製薬会社の力が強く、いま「フッ素が効く」と大々的に宣伝している以上、当分フッ素規制は日本で始まることはないそうです。

実際私も探してみたのですが、現在の日本でフッ素が入っていない歯磨き粉を入手するのは、かなりハードルが高いです。 ドラッグストアで見かけることはまず無く、Amazonでも安価では売っていません。調べた時は、最安で1本2000円超の輸入物が3種類程度だけ。むーりー。

それなら歯医者に通うほうが効果は高いかもしれません。

ハンガリーでは2011年に、ポテトチップス税が導入された。メキシコでも、カロリーの高い食品には8%が課税される。炭酸飲料を飲みながらスナック菓子を食べるという食習慣に、各国政府ははっきりノーの姿勢を打ち出していると見ていい。

本書「54 肥満問題」より

まぁこのへんは読んでも「ふーん」って感じですね。

私も2年程前から、コーラはやめました。 別に社会問題は関係なく、甘いものを摂りすぎると、単純に体調を崩しやすくなることに気づいたからです。 また、糖質制限しているつもりはありませんが、パンやゴハンなども炭水化物なので、量を気にするようになりました。 甘いものは大好物ですし、疲労回復には必要ですので、適度に、ですね。

それにしても、このように酒・タバコに続いて砂糖(糖質)が規制され始めている中、仮にも某国の大統領が外国歴訪中にマクドナルドが食べたいと駄々をこねるのは、その国の凋落もやむ無しと感じざるをえません。干物妹のポテチ&コーラの宴にでも混ぜてもらうがよろしかろう。

食品の次は、水。

本書によれば、地球上の水のうち、人が飲めるのはわずか3%で、そのうち4割が南米にある。一方、世界一の人口を抱える中国とインドは水源確保に必死で、その中間地点にあるヒマラヤ山脈の水系を巡って対立・小競り合いが始まっているとのこと。
さて日本はどちらにつくべきでしょう?

www.recordchina.co.jp wedge.ismedia.jp

政治

政治についても軽く触れておきます。

世界政府

著者によれば「世界の歴史はイギリスから始ま」ります。 これまでも、産業革命も、音楽のトレンドも、世界的な潮流の多くはイギリスから始まっています。 ブレグジットも、EUを見限る「慧眼」を他の国よりもいち早く持っていたため、とも読めます。まだこれがどう転ぶか分かりませんが。

世界を1つの政府が統治する動きも始まっており、今後その勢いは加速していくとのこと。ワンピースは関係ありません。 ただし、イギリスは反対にまわる模様。

世界政府をつくる動きに反対する国もでてくるだろう。筆頭はイギリスだ。 (中略) イギリス一国が反対したところでたいしたことはない、というのは間違いだ。イギリスは先進国の中で唯一、一度も戦争に負けたことがないといわれる国。英語が世界の共通言語で、グリニッジ世界標準時なのもダテではない。世界を新たな枠組みでまとめようという試みは、最終的にはイギリス金融機関との戦いになるだろう。

本書「64 世界政府 vs. イギリス金融機関」より

tocana.jp

成長しない世界

今後の世界は成長しなくなるそうです。1つ1つの国家ではなく、世界の話です。 それは「現代のシステムは全て成長を前提に組み立てられている」から。 少なくとも、成長しない前提で物事を考える必要がある、と著者は言います。

すなわち、「成長」を前提にした西洋社会の価値観が大きく揺らぐことになる。典型的国家が米国だ。
そんな混乱時の米国最大の逆転的資産とはなんであろうか? それは、インテレクチュアル・プロパティ(知的財産)に他ならない。インテレクチュアル・プロパティは、軍備なき世界の国力そのものであり、ロボットが働いてもお金が入る仕組みからして、百年の計で見れば米国は再び日の目を見る日がやってくる。それは、ロボット・ルネッサンスと呼ばれるだろう。

本書「」より

アジア

続いてアジア。 アジアの成長要因として本書が挙げるのは、以下の3点。

  • 世界の工場であり続けること
  • インフラ整備による成長
  • 中産階級の増加による消費増

著者によれば、「2035年までに世界のGDPの6割以上をアジアが担う試算」もあるとのこと。また、「2035年までに、アジアから米軍が完全撤退する可能性が高」い、とも。

中国の影響力が増大する中、アジアではASEAN諸国と日本は、どう振る舞うべきか。キリスト教人口を上回るイスラムパワーの影響は。
他の章と同じく、本書はトピックを示すのみ。当然ながら、興味ある人、危機感を抱く人が自身で調べる必要があります。

経済

現在の資本主義経済は、いずれハードリセットを迎えると、著者は主張します。 これについては色々なところで言われているのでここでは割愛しますが、この流れに並行して「グローバルとローカル」の概念が変わっていく、とのこと。 大都市と地方創生という枠組みがそもそも変わっていくことになります。

「グローバルとローカル」という概念はいずれ「ユニオンとリージョン」に置き換わっていくだろう。 (中略) たとえば北海道は、ロシアの極東地域と緩やかなオホーツク連合を組むかもしれない。エネルギー資源に乏しい北海道にとって、ガスの供給力があるロシアは部分的には良いパートナーで、時代背景を見ながら、日本国とウマいバランスがとれるならば、韓国に取られた北極海回りの大型船のハブ港を目指すかもしれないが、これは米国の意向次第。どちらにしろ、人口が著しく減る21世紀後半の日本は、スラムまで抱える大都市・東京と、自立を促される地域に二極化すると思われる。

本書「 79 「グローバルとローカル」から「ユニオンとリージョン」へ」より

また、著者は南欧北アフリカの「地中海連合」、南米の「メルコスール」が今後勢いを増すと推測。

「地中海連合」については、スペイン・イタリア・ギリシアが、あまり間柄がうまくいっていないEUと無理に付き合うよりも、北アフリカと手を組むほうにメリットを感じるならば、2035年までに新しい共同体を設立する可能性が高いとのこと。 著者は自身のメールマガジンでも、ハリウッドが没落した後はナイジェリアが映画産業トップに躍り出る、と予想しています。 意外と北アフリカ、注目なのかもしれません。

「グローバルとローカル」でも、「ユニオンとリージョン」でも、都市を魅力的なものにして住民や観光客を呼ぶ必要があるのは、未来でも変わらないようです。

環境

環境については特にめぼしいトピックはなし。 唯一、2035年ではなく、22世紀のエネルギーが気になったので紹介。

ILC(インターナショナル・リニア・コライダー)は、これから建設される予定の世界最大の直線加速器実験施設。ビッグバンの再現することによって電子と陽電子などをぶつけ、粒子の観測を行う。この研究の過程で、新エネルギーが誕生する可能性が高い。

本書「100 ILCから新エネルギー」より

人為的にビッグバンを作ってエネルギーを取り出そうという「神の領域」に足を踏み込む研究が進んでいるそうです。 たしかにこれなら諸々のエネルギー問題は解決するでしょうが、それほどのエネルギーは人類の手に余るんじゃないかと心配になってきます。 100年のうちに、これを使いこなす良心を人類に身に付けてもらいたいものです。

神様のパズル (ハルキ文庫)

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www.doraemondb.com

まとめ)

読前の期待としては、仏教の未来がどうなっているか?でした。 仏教は直接扱われていませんでしたが、異なる宗教が合併していくという予想は読むことができました。さっぱり分かりませんでしたが。

また、人々の興味が「大衆」から「個人」に移行していくこと、世界情勢がアジアに寄りながら複雑さを増していくこと、など大きなトレンドを把握することができました。

こういうメタ的な情報を仕入れることで、日常のニュースも(あんまり見ませんが)アタマに入りやすくなります。たまには必要ですね。

本書は100個のトピックから未来を描き出していますが、当然ながら全てがまるっきり新しい話題というわけではなく、現在すでに発明・発見・話題・普及しているものも多々あります。それでも、多くの複雑な要因が絡み合う現在と未来の世界を、100個のトピックに整理したことで、俯瞰的に見渡せるようにしたことに本書の価値があります。 現代から続いていく未来を描くという観点では、なかなか現実味のある内容だったと思います。

ただし、これらはあくまで可能性。 本書を読むうえで最も大事なところは、それぞれのトピックの「未来」について知ることができても、その可能性がどのくらいあるのか? その根拠は何か? どの未来とどの未来が影響し合うのか? といったことが、ほとんど書かれていないこと。

もし書こうとすれば数千ページの大作になることは間違いないので、まぁそれを書くよりは、今のトピック紹介だけというスタンスがちょうどよいのかもしれません。

最後に、本書で言及されている幸福度について。 幸福度を測る指標としてGNH、HPIなどありますが、著者は人々が笑顔でいる国を「生きる力が満ち溢れ」る国としています。なるほど。

少なくともGDPだけで物事を判断する時代は、そろそろ終わりに近づき、もはや「指標」そのものが、意味をなさない時代になるかもしれない。人々が、「数字と自分の生活は関係ない」と気がついたら、終わりだから。

「38 幸福度」より

参考

euphoniumize-45th.hatenablog.com

2035年の世界

2035年の世界