やりたいことリストのすすめ
前回すこし触れましたが、「やりたいことリスト」をつくると捗るよ、というお話。
「何がきみの幸せ?何をして喜ぶ?」
皆それぞれ人生を通して叶えたい夢があると思いますが(規模の大小や期間、実現可能性にかかわらず)、私はこれを「やりたいことリスト」を作って書き込んでいます。名前は、夢リストでもWishリストでもなんでもよいです。
方法は、とにかくやりたいことを書き出すだけ。
きっかけは、上記のブログ記事。 いろいろなところで言われている方法なので、詳しい方法はそちらを参照ください。一応、参考書籍を貼っておきます。

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さて、リストを作っているだけでも夢が広がりんぐで楽しいのですが、時間やお金や体力に限りのある人生の中で、なるべく多くの項目を実現していくためには、ある程度計画が必要です。
ほんとうに当然のことなのですが、私は最近ようやく計画の重要性に気付いたのです。仕事では普通にやっていることなのに、プライベートで「自分事として」活かせてなかった。基本、行き当たりばったりなもので。。。
言い訳としては(誰に対して?)子供が少し大きくなってきて育児に余裕が出てきたから、ということもあります。少しだけね。
非常に計画的に物事を進めるタイプの友人とよくツルんでいることも、だいぶ影響ありそう。
私は、やりたいことリストをつくったこととその実行計画を立て始めたことで、基本的な考え方(生き方と呼んでもよいかも)が少しずつ変わってきたと実感しています。 なぜなら、リストに書き出したことは全て、誰に強制されることもない、「これをすべき」ということもない、本当にただ自分が「やりたい」ことばかり。これをやらずして何の人生か、と1。
これは私の推測ですが、「やりたいことリスト」をつくることの一番のメリットは、自分の余暇時間をすべてそのために使えるようになる、ということ。言い換えると、リストに書いてないことは、やらない。 何もしないでダラダラしたいなら、それもリストに書けばいいのです。たとえば「毎日何もしない時間を30分もつ」とか。
リストを作っても「家事や育児や仕事をどうすんだ問題」は残りますが、それ以外の空き時間は有効に使えるようになります。
私の現状としては、100個書き出しが完了し (内容は晒しませんよ)、これらをどう効率的にこなしていくかを考えているところです。
以下で、いま私が考えている具体的な方法を書いていきます。実際にこの方法を試していて「やりたいこと」はすでに5個ほど達成しましたので、そこそこ効果はあるんじゃないかと。
私のやりたいことリストの「使い方」
ここからは、リストを作り終わったとしてそのタスクをどう実行していくか、の話になります。100個もあると、簡単なタスクだとしても、実行はなかなか大変なので、なにか工夫しないといけないのです。
私は、やりたいことリストの管理ツールとしてWunderlistを使っています。
Wunderlistは、買収元のmicrosoftの意向によりサービス終了する噂2がありますが、その話はまた別の機会に。
なぜWunderlistを使っているかというと、他ユーザーとの共有機能が便利だから。 共有機能を使うと、こんなことができます。
- リスト全体を登録ユーザーが閲覧可能
- リスト項目1つ1つ(タスク)に対して、担当の割り振りができる
- 共有メンバーがタスクを追加や完了したらプッシュ通知orメールでお知らせ
この機能を、家事・育児のために家庭内で使っている件については、以前書きました。
私はやりたいことリストを実現するために、同じように自分で自分にタスクの担当割り振りをしています。
どういうことかというと、そもそも私のやりたいことは、大まかに以下のテーマに分類できます。
- 家族・育児・友人関係
- 読書や歴史関係 →(本ブログはここ)
- プログラミングやテクノロジー関係
- 音楽関係
それぞれのテーマごとにWunderlistのサブアカウントを作って、 彼らに(自分ですが)共有機能を使って、タスクを割り振ります。自分で自分に頼んでしまおう、というわけです。
以下、メインアカウントとサブアカウントに分けて、それぞれの作業内容を説明していきます。
メインアカウントの作業
メインアカウントがやる内容は、以下の3つだけ。
1)やりたいことを書き出して(タスク登録)、 2)タスクの優先度を決め、 3)実行担当するサブアカウントに割り振る。
いわば企画担当者です。 企画担当者は、ただ「たーのしー!」と思えることを書きまくればよいのです。 実現できるかどうか、どうやるかは、サブアカウント(の自分)が考えればよろしい。
「本当にやりたいこと」をやるとき、人間は金銭的な損得など、どうでよいと考える。というより、そんなことは視野の外に落ちてしまい、考えなくなる。だから、決断の前に金銭的な損得が頭をちらつくようなら、それは「本当にやりたいこと」ではないのだ。
— 烏賀陽 弘道 (@hirougaya) 2017年9月9日
サブアカウントの作業
タスクの実行はすべて、割り振られる側のサブアカウントが担当します。 私の場合は、音楽アカウント、読書アカウント、技術アカウントといった感じで、それぞれのテーマのタスクを実行します。
アカウントを切り替えることで、思考も切り替わるので、それぞれの役割に集中できる気がしています。 仕事を思い出すと分かりやすいですが、同じ人でも、(プロジェクトごとに)役割が変わると作業内容は変わるのと同じイメージ。
ここで、自分からタスクを割り振られてみて初めて気付くんですが、その「やりたいこと」の内容って案外曖昧でふわっとしていることが多いです。
企画者から降りてきた要求仕様が要求仕様になっていないなんてのはよくあることなので(本当に…)、そこはセオリーどおりに要求分析と要件定義から始めます。個々のタスクについての計画立案ということです。
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自分のやりたいことを自分だけでやらなくてもよい
この方法のもう一つのメリットとしては、やりたいことのうち必ずしも自分でやらなくてもよい作業が見つかるかもしれないこと。 作業の準備や、下調べだけならば、他の人と(友人とか)にお願いできないか、または他人と協力できるところがないか、考えてみてもよいと思います。 実際私は、サブアカウントのうち2つで、それぞれ知人と協力してプロジェクトを進めています。
一応、この方法のデメリットも挙げておきましょう。
やはりなんといっても、事前準備が必要なこと。 フリーのメールアドレスをつくって、それぞれWunderlistアカウントを作って、リストの共有を設定して、という作業が必要です。最初だけとはいえ、これが結構めんどい。 でも、ここまでやると、各アカウントのアイコンやテーマカラーを決めたりするのは案外楽しいです。
また、結局作業をするのは自分なので、トータルの作業時間が増えるわけではないことも、デメリットではないけど注意が必要です。
今後どうする
自作自演といえばその通りの方法なのですが、頼まれると断れない性格の私にとっては、これは有効な方法だと思っています。 しかし管理工数が増えるのは間違いないので、こんな面倒なことしなくてもガンガン進められる人は、不要な方法です。
今後は、進捗管理と振り返りが必要になると思ってますが、それはまたいずれ。 そのあたりも含めて、いろいろな活動またはライフハックの起点になるのが「やりたいことリスト」だと思います。
まずは夢を書き出してみてくださいませ。