木牛流馬は動かない

テクノロジーや気付きによる日常生活のアップデートに焦点をあて、個人と世界が変わる瞬間に何が起きるのかを見極めるブログ。テーマは人類史、芸術文化、便利ツール、育児記録、書評など。

木牛流馬は動かない

Google Keepの使いかた(とEvernoteへの文句)

Google keepというクラウドベースのメモサービスがあります。

keep.google.comhttps://keep.google.com/

これがすごく便利そうに見えて、どうにもしっくりくる使い方が見つからずモヤモヤしていました。

しかし最近、ようやく使い方が定まってきたので、記録として残しておきます。

結論だけ言えば、自分で書いたメモに対して、スマホとPCの連携のためにGoogle Keepを使います。

Evernoteで出来なかったこと

今までは自分で書いたメモは全てEvernoteにポンポン放り込んでいました。

しかし、 実はEvernoteって作業スペースとしては結構使いにくいんです。少なくとも私はそう感じています。

せっかく書いたメモなんかもEvernoteに送ったことすら忘れて、数カ月後に偶然発掘、みたいなことが結構あります。

EvernoteAndroidクライアントアプリは割と使いやすいと思いますが、いかんせんノート数が多いと、ノートを開くだけでもタイミングがワンテンポ遅れます。いわんや検索をや1。ついでにいえば、入力時のUIをもう少し頑張って欲しい。

思いついたアイデアをメモしたい時なんか特にですが、これは致命的。 私は普段BTキーボードを持ち歩いててスマホにメモすることが多いのですが、こういう時はツールごときが思考を遮らないことが重要で、とにかくサクサク書きたいんです。

念のため。ツールの重要性は理解してますが、思考のほうがはるかに重要かつ「すぐ逃げていく」ってことです。別に俺様の考えは最高にクールだぜ!とかそういうことではありません。

何が言いたいかというと、Evernoteはサッとメモを書くような用途には向いてないってことです。 そうではなく、Evernoteアーカイブ(ストック)として使うのがよい、と気付きました。つまり、基本的に保存するだけ。必要なときにタグなどで探すイメージですね。 この辺については、過去記事を参照。

euphoniumize-45th.hatenablog.com

ここまで理解して(決めて)しまえば、あとはどんどん書いていくだけです。

で、Google Keep

やっと登場。Google Keepです。

Evernoteと同じく、テキストだけでなく画像添付、チェックリスト、タグ付けも可能です。付箋のように色が変えられるのもステキ。 なにより動作が軽いのが素晴らしいです。

では、Google Keepを使った作業プロセスですが、例えばこのブログの執筆ではこうなります。 ここでの「メモ」とは、Google Keep上のエントリを指します。

  1. ブログに使えそうなネタを、Google Keepにメモとしてためておく。タグ付けとか活用。
  2. メモをもとに原稿を下書き。これはGoogle Keepだったり、はてなブログアプリだったり。
  3. 下書きに使ったメモは、その時点で削除する。
  4. 原稿をはてなブログアプリへコピペ。Google Keepの「送る」ボタンから、はてなブログアプリを選択すれば一発。
  5. Markdownの整形したり、リンクを貼ったり。自分で校閲もやる。
  6. 公開。
  7. ブログ記事をEvernoteアーカイブ

重要なのは、3.の使ったメモは削除、です。 そのアイデアやメモはブログ記事に昇華された時点で消化したものとみなします。

理想は、作業後にGoogle Keepにメモが存在しないこと。

つまり、Google Keepは、情報のフローのためのツールなのです。 もしストックが必要な情報は、それは今までどおりEvernoteに。

これでだいぶスッキリすると思います。

さて、まずはEvernoteに埋もれている大量のメモを探してGoogle Keepに移動しないとな。。。

参考書籍

イデアのつくり方。アイデアを「寝かす」のがキモ。 amzn.tohttp://amzn.to/2ioRtIH

BTキーボードの活用例 euphoniumize-45th.hatenablog.com

^1 Evernoteは、ノートごとに独自形式のXMLファイルに保存しているため、 処理が重たいです。同期が必要なのもこのため。Google Keepはどうやってるんでしょうね。